タイ人の『旅』にかける情熱

細分化されるタイ人訪日客

タイ人向けインバウンド事業についてのデータ類は数多く発表されているけれど、「本当のところはどうなんだろう?」 そうお客様からの問合せをよく頂きます。現場で培った知見、体感したタイ人のインサイトをもとに現地インバウンドのエキスパートがシリーズでお届けする(だいぶ主観も入っているけれど)血の通った熱いレポート、今回は「タイ人の『旅』にかける情熱」!

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集団旅行から個人旅行へ

タイ人は旅行が大好き。日本では気が重いとされている社員旅行でさえ新人から社長まで本気で楽しみにしているほどである。何かの理由で中止になろうものなら、退職者が出るほど旅行にかける情熱は生半可ではない。

もともとタイ国自身が観光立国、政情不安はあるものの国際観光客到着数(UNWTO発表)の ランキングは毎年15位以内、2015年は2,950万人(日本は1,973万人)の外国人を受け入れるような エリート観光国である。観光資源が豊富で自国のタイ人も安価に手軽に出掛けることができる。 だから国内需要も多い。

日本旅行においてタイ人というと団体旅行の印象をお持ちかもしれない。 事実、集団行動に安心を感じるということがあるようだし、人との旅行に抵抗感がない、 誘わないとマズイので声を掛けたらこんな大所帯になったなどの理由で少し前の旅行はグループが 主流であった。 だが、ビザ免除措置開始からもうすぐ3年、そんなタイ人の訪日層と旅行スタイルが このように変わってきている。

図3

 

観光庁のデータによれば個人旅行者が7割近くになり、訪日経験2度以上のリピーターは過半数を超える。

現場にいて強く感じるのは、各地方や企業の地道なプロモーションがリピーター、 潜在層を大きく刺激しているという点である。現地でのイベント開催、旅行博出展、 オンラインキャンペーンなどダイレクトにタイ人の訪日へのニーズ、ウォンツが把握でき、 そしてその熱意と成熟度に驚かされる。

早くからプロモーションしている企業・団体は確実に知名度が上がっており、 大規模に活動している所は必ず話題になっている。 個人旅行で旅行者のフットワークが良くなる分、従来からパッケージに組み込まれていた所は 胡坐をかいていられなくなったし、逆に観光ルートから外れていても大きなチャンスがある。 衰えを知らない訪日ブームが続くタイは実に営業し甲斐のあるマーケットである。




Written by:  ライターS

バンコク在住歴15年。長年、訪日インバウンドビジネスの企画・コーディネートに携わる、 タイ人向けインバウンドのエキスパート。現地で培った多くの知見をもとに、日本人・タイ人両方の 視点から、タイインバウンドにまつわるリアルなインサイトをお届けします!バンコク在住15年。 タイ人向けインバウンドビジネスの広告宣伝、イベント、メディア招請など企画・コーディネートに 携わる。現地で培った多くの知見をもとに、日本人・タイ人両方の視点から、タイインバウンドに まつわるリアルなインサイトをお届けします!




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