思わず『へぇ~』な広告ルール

タイ人向けインバウンド事業についてのデータ類は数多く発表されているけれど、「本当のところはどうなんだろう?」そうお客様からの問合せをよく頂きます。現場で培った知見、体感したタイ人のインサイトをもとに現地インバウンドのエキスパートがシリーズでお届けする(だいぶ主観も入っているけれど)血の通った熱いレポート、今回は「思わず『へぇ~』な広告ルール」!

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宗教、倫理を重んじるがゆえのちょっと強引なタイのオモシロルール

タイは自由な国と思われがちだが、意外と規制事項が多い。

酒類の販売時間が厳しく決められており、それ以外の時間や仏教の祝日などの禁酒デーに販売すると処罰対象になる。(コンビニなど記録が残る店では1分過ぎても売ってくれない!)

レストランやショッピングセンターなどエアコンのある公共場所では禁煙が徹底されており、路上の歩きタバコ、公園での喫煙も処罰対象になる。

選挙は投票に行かなかったら被選挙権がなくなったり、数度に及ぶ場合には選挙権までが取り上げられる可能性もある。

もちろん広告においてもレギュレーションも多く、特に屋外広告、新聞、テレビについては検閲も厳しい。

今回はタイらしい広告ルールの一部を紹介しよう。

■タイ語保守のための看板税

テレビの外国語のナレーションにはコマーシャルでも必ずタイ語の字幕を入れなければならないなど母国語の保護の規制がある。

屋外広告や屋号看板などは特に厳しく、タイ語・外国語の表記方法で看板に掛かる税率が変わる。

例えば、タイ語のみ・外国語があってもタイ語がその上に表示されているという場合には看板税は年間、400バーツ/ ㎡、タイ語が外国語の下にある・外国語のみ、という場合には倍の最大800バーツ/㎡になる。

掲載期間に係わらず掲載開始月が1月~3月の場合。それ以降は金額が順次下がるというなんとも複雑な課税法。

図1

■タイでのお坊さん席付近の配慮

BTS高架電車やバスなどにはお坊さんの優先席があるが、その頭上や付近には女性が入った広告ビジュアルを掲げてはいけない。

■タイではお酒・タバコの広告はNG

テレビコマーシャルや新聞、屋外広告全てにおいてビールやウィスキーなど酒類・タバコの宣伝は禁止されている。商品や飲酒・喫煙風景のビジュアルを公の場に出すのがNGで、なんとレストランのメニューにボトルの写真を入れるのもダメ、コンビニでタバコを陳列販売するのもダメなのである(たいていレジ後ろに目隠し棚がある)。

暴力、銃なども露出規制があるので例えばテレビ放映している洋画などで酒場で殴りあいのケンカになり銃を突きつける、なんていうシーンはモザイクだらけで何がなんだか分からない。因みにそれをカウンター越しに見つめる美女の胸の谷間にもモザイクがかかっている(笑)

ただ、競争の激しいビール会社も狡猾で、商品と同じロゴ・カラーリングの飲料水、ソーダなどを販売し、建前ではそれを宣伝しているということで大々的に宣伝活動をしている。




ライター: S

バンコク在住15年。タイ人向けインバウンドビジネスの広告宣伝、イベント、メディア招請など企画・コーディネートに携わる。現地で培った多くの知見をもとに、日本人・タイ人両方の視点から、タイインバウンドにまつわるリアルなインサイトをお届けします !




 

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